ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

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季節の変わり目なんてのはいつも曖昧で、ある日ふと、あぁ夏が来たんだなぁ、なんてことを思う。僕は季節のもつそんな曖昧さが好きだ。
でもあえて、そこに区切り目をつけるとしたら夏の始まりはやっぱり夏至の日になるんだろうか。毎年おざなりにされがちな「立夏」という日もあって、きっと正確にはそこが夏の始まりなんだろうけれど、あれは5月だからやっぱりイメージとしての夏は6月の後半、夏至の日からだ。
昨日が夏至だった。 一年で一番長い日。一年で一番太陽が高く昇る日。 こうやって、そう、また今年も夏が始まる。

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起床。眠い。昨晩は蒸し暑さのせいか寝付けなかったから、夜中にホットケーキなんかを焼いてしまい、結果、朝ご飯もホットケーキ。美味しい。たっぷりのマーガリンに真っ黒なブルーベリージャム。
出勤。暑い。家から駅のホームまでは歩いて17分。信号に捕まってもそうでなくても時間に変化はたいして無い(不思議だ)。一年半前に自転車を盗まれて以来その距離を毎日歩いていたのだけれど、この暑さではそれにも限界が来そうなので今年は自転車を買おうと、心の中でそう決意する。とびきり可愛い奴を買おう。
就労。職場にいる6、7歳年上の女性社員の歯磨きが、なんだかとても卑猥だ。イヤラシイ。別に本人は意識していないだろうし、それどころか僕以外の誰だって意識していないのだろうけれど、何故か僕は意識してしまうのだ。シャコシャコ磨くその歯磨きの音が他の女性社員はそうでもないのに、彼女の音だけは異常なまでに卑猥。聴いていて恥ずかしくなるほどに。で、今日、常々思っていた事なので本人に伝えようと思って「○○さんの歯磨きの音って、」とまで言いかけて思いとどまる。ひょっとして「卑猥ですよね」なんて言うのはセクハラになるのかもしらん。いや、絶対そうだ。と気がついて変更。「すごく大きいですよね。シャコシャコって音がさ、すごく大きい」と繋ぐ。彼女は「えー、そうかなぁー、ちょっと恥ずかしいなー」と笑っていたけれど、いや、恥ずかしいのはこっちなんだ。
終業。帰宅。蒸し暑くて家に着く頃には汗だくになる。早く秋が来ないかなと、あまりにも夏に対して失礼な事を思う。入浴。食事。就寝。



起床。暑さのせいか、休日にしては早く目を覚ます。
ヘッドフォンが壊れたので新しいのを買いにいく。街へ出る。眩しさのせいか街が白んでいて、夏だなぁ、と思う。眼に映る緑が深くて、夏だなぁ、と思う。太陽がどこまでも白い。夏だなぁと思う。
そういえば、子供が太陽を描くときに赤色を使うのは日本ぐらいだって話を聞いた事がある。たしかに太陽は赤くない。白に少し黄色が混ざった感じの色だ。それなのに僕らは物心ついたときから、もしくはその前から太陽の色は赤だと認識して、絵を描くときは赤色で太陽を塗りつぶす。なんでなんだろう。それは、例えば国旗である日の丸が赤色である事と関係してるんだろうか。それとも「明るい」という語感が「赤」を連想させているんだろうか。それとも、もっと違う文化的背景があるんだろうか。別にどうでも良い事だけれど、ちょっと気になる。
帰宅。テレビのスポーツニュースでクルム伊達の試合を見る。過去に5度も優勝経験のあるウィリアムズと3時間の激闘の末、惜しくも破れたというニュースだ。負けはしたもののインタビューでのクルム伊達は笑顔で、その笑顔はとてもキレイだった。なんと言うのか、内面的なキレイさ。美しさ。僕は若い男子で、ゆえに女性の内面的なキレイさに対して鈍感になりがちだけれど、それでもわかるほどのキレイさ。勇気をもらえるキレイさ。24時間テレビは芸能人にマラソンをさせて無理矢理ドラマを作るなんて馬鹿な事をせず、この試合を丸まる3時間放送すれば良いのになぁ、とそんなことを思った。

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かせきの新曲がカッコいい!平岩紙さん、可愛い!