ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

2014-01-01から1年間の記事一覧

- 「美しい装丁の絵本をぱたりと閉じたような夏の終わり」好きな小説に出てくるこの言葉の、そのまどろっこしさを感じるくらいの比喩表現がとても好きで、毎年夏が終わるたびにそんな夏の終わりを感じてみたいと思う。美しい装丁の絵本をぱたりと閉じたよう…

- 曇りの日は身体が重い。 まるで水中を歩いてるように、重い。 - 起床。身体が少し汗ばんで、気がつけば夏。 それでも朝晩は気温が下がって、まだこれは夏の本番ではないんだなと思う。この街の夏はこんなものじゃない。もっと暑くてジメジメしてる。三年ぶ…

- 忙しさを「充実」と言い換えることができるのなら、その人生は多分、いや絶対に間違っていないんだろうと思う。 - 体調が優れない。一ヶ月くらい前から忙しさと季節の変わり目が重なって、どうも体調が良くない。 仕事が早く終わったら観に行きたいと思っ…

- 歌が歌える人は歌を歌うべきだと思うし、絵が描ける人は絵を描くべきだと思うし、写真が撮れる人は写真を撮るべきだと思う。人を笑わせることができるのなら人を笑わせるべきだと思うし、人を救うことができるなら人を救うべきだと思う。 ならば、と思う。…

- 春先は出会いと別れの季節で、会社の人事異動で地元に戻って来た僕にもそれなりに出会いや別れがあるけれど(とは言ってもほとんどすべて仕事関係だ)、そこに物悲しさや真新しさなんてない。 春先特有の憂鬱な気分に包まれるだけの日々が、ただ、なんとな…

- 市のHPによると工場の多いこの街には140本以上の煙突があるらしい。 ピーク時に比べると半分以下になったと言うのだけれどそれでも充分に多い本数だ。 140本の煙突。そこからは日々もくもくと白い煙が立ち上っていて、もちろんそれらは有害なものではなく…