ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

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キャリスタ・フロックハートがようやく結婚したので、僕の青春も、もう終わり。

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起床。出勤。研修。今月だけで二回目の研修。研修は働くのよりは好きだけれど睡魔と戦わなきゃいけないからそれがちょっと嫌だな、なんて腑抜けた考え。夜、知り合いと花見の予定。予定を立てたのは少し前で、そのときはきっとすぐにも春が来るんだろう、暖かくなるんだろう、と浅はかな考えをしていて、でも当日になってみると真冬かのような寒気到来。花見は中止にして居酒屋に行きましょう。でもそこは金曜の夜。暖簾をくぐる店がことごとく満席。花見のはずが寒さに凍えながら居酒屋探し。どーなってんのー。ようやく見つけた居酒屋でたいして美味しくもない食事。端数は女の子が出してね。帰宅。入浴。就寝。
起床。出勤。かなり高い確率で前髪が可愛いと言われる。だから「あぁ、これ可愛くしてくださいって頼んだんですよー」と言うようにしてる。もちろんそんな注文してないけど。 残業。帰宅。就寝。
起床。出勤。忙しい。朝から夜まで。後、職場の送別会。自分は基本的に酒を飲まない人間で、それはやっぱり酔っ払ったところで大してテンションも上がらないし、それに足がしびれた感じになるのが好きでないからなんだけれど、それなのに飲まされる。テンションもあがらないし、足もしびれる。ひと回りくらい年上の女性社員が僕の酒に色んな酒を混ぜる。いや、それは駄目ですってー。体育会系ではない世界では多くの場合、男性よりも女性のほうがタチ悪い。と思う。てっぺん。帰宅。明日も仕事。入浴。就寝。ニンニクの匂い。
起床。朝はごろごろ、だらだら。そして出勤。なんだか、ひょっとして、自分はけっこう恵まれた存在なのかもしれない。なんてことをふと思ったり、そうでなかったり。仕事終わり、自分のロッカーを開けたらスーツのジャケットがなくて、これはどうしたことか知らん、と思っていたら、あぁ、そうか。もしかしたら今日はスーツのジャケットを着てこなかったかもしれない。シャツの上にカーディガンを着て、きっとそのまま薄手のコートを着たんだ。そのことに今の今まで気付かないなんて。どれだけ朝の自分は寝ぼけていたんだ。まぁ、べつにそれでも寒くはなかったし。今だって寒くはないし。寒気が下りてきて寒い寒いと言ってはいても、少しずつ、でも確実に春が近づいてきてるんでしょうか。


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航空自衛隊パイロットの訓練生と喋る機会があった。さわやかな好青年だった。色々な話をしたかったけれど、結局はレイバンのサングラスについてしか喋らなかった。
喋りながら心の中では色んなことを考えてた。彼自身、自衛隊についてどう思っているのか。戦闘機に乗るとはどういうことなのか。どういう気持ちで訓練を、ミサイル発射の訓練をするのか。
本物の銃を目にするのも難しいこの国の、その一方では高性能の空対空ミサイルを装備した乗り物を操る訓練をする青年がいる。それがどういうことなのか。ひとりの戦闘機パイロットを育てるのには億単位のコストがかかるという話を聞いたことがある。それだけのものを背負って戦闘機に乗るというのはどういうことなのか。どんな気持ちなのか。
トップガンへの憧れだけじゃ済まされない何かがそこにはあるはずなのに、明後日から北海道で訓練なんですよー、と喋る彼の笑顔はどこまでも無垢で、でもそれがとてもシックリきていてなんだか不思議な感覚だった。もっと色んな話がしたかった。