ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

8月26日

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夏と呼ぶにはあまりにも涼しい朝を迎えて、どこかしら寂しい気分。
夏は嫌いだったのに。

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起床。いつものようにテレビを見ながら朝食をとって、髪を整えたりコンタクト付けたり髭を剃ったり。いつもと同じ電車に乗って同じ駅で降りて同じ道を歩き職場まで。昨日と今日とではたいして変わり映えも無い仕事内容、そしてきっと今日と明日もそう。もっと言うなら明日と一年後だって。
九月で仕事場が変わるのでその送別祝い(祝いではないか?)として職場の人が何かプレゼントしてくれると言う。何が欲しい?と訊かれたので、間髪いれずに「宝くじの当たりクジです。それも三億円の。はずれクジはいりません」と答えたのに、当然のように却下。そりゃそうか。でも三億円の当たりクジは心底欲しい。良くも悪くもそれで今の生活が少し変わるかもしれないから。こんなことを言ったらとんだ腑抜け野郎と思われるかしらないけど、行動力も甲斐性も無い自分は宝くじを当てる以外に今の生活から抜け出すことは出来ない気がする。いや、もちろん今の生活に大きく不満があるわけでもないのだけど、この生活がずっと続くのかと思ったら吐き気がする。そうならない為にも宝くじ。他力本願の甘ったれた人間だと、そう、それは自分でも分かってるから言わないで。

帰宅。夕食。うたたね。
疲れてたのかシャワーも浴びずに眠ってしまい、午前三時、魅し暑さで目を覚ます。シャツに汗がにじむのを感じる。
なんだ、まだ夏だったのか。と、妙な安堵感。 
夏の終わりはいつも曖昧。