ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

このブログについて

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台風の影響か久しぶりに涼しい夜。
この夏、僕の住む街では49日間も熱帯夜があったそうだ。
それって、つまりこの街は熱帯地域ってことじゃないのか。

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ここからはこのブログについての話。
興味あれば。

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はてなダイアリーが2019年の春をめどにサービスを終了するという。
思い返せば、ここでブログを書き始めたのはまだ大学生の時。今は2007年以降のブログしか公開してないけれど、書き始めたのはさらに2年くらい遡ると思う。YouTubeすらまだ無かった時代。最初は何の気なしに始めただけなのに、途中で書いていない時期こそあったけれど、まさか十年以上も続くとは。恐ろしい。つまりここ十数年の間に自分が考えていた事、やっていた事はページを遡ればあらかた分かるって訳だ。しかも昔は今に比べると本当に「ダイアリー」という名にふさわしく、朝起きてから寝るまでを綴っただけの記事もあったりして、今となっては自己顕示欲が強いにも程があるなと思ってしまう。知り合いの日記ならまだしも、他人の日記なんて、そんな文章、誰が読みたいんだよ。

そんな「誰が読みたいんだよ」の気持ちに世間が気がついて数年。結果として、見知らぬ他人に向けた「日記」を書いていたブロガーは知り合いに向けたtwitterfacebookへ移行していったのかもしれない。実際の統計はわからないけれど、ブログで「日記」を書いている人って昔に比べると明らかに減っている気がする。今あるブログは、ある一定の趣味についてのブログか、世間が知りたい事をまとめて記事にしてアフィリエイトで小銭を稼いでる「記事」がほとんど。そりゃ「ダイアリー」が終了するのも納得だ。芸能人でもなければ「日記」に価値なんて無いんだから。

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そんな現状においてこのブログは珍しいかもしれない。何か決まった趣味について書いているわけでもなければ、アフィリエイトで小銭を稼いでるわけでもない。そもそも誰かに向けて書いている文章じゃない。だから「ですます調」も使わない。先に「自己顕示欲が〜」と書いたけれど、実はこの十数年の間、僕は知人友人にこのブログの存在をアナウンスしていない。それもあって人に見られている感覚は薄いし、ページビューも付けてないから閲覧者数だって知らない。正直に言ってしまうと、誰にも見られなくても構わない、という、今の時代には珍しいブログ。(見てもらうのが目的なら記事なりデザインなりをもっと別の仕様にしてる)
じゃあこのブログってなんなんだろう。と考えると、理由は二つある。一つは日々思ったこと考えたことを言語化すること。その瞬間ふと思っただけだと消えてしまうから、言葉にして整理する。あくまでも自分の為の文章で、せっかく言語化したんだから公開しよう、くらいの感覚。二つ目はただの趣味。言葉を綴るという趣味。最近はひとつめの理由でブログを書くことが多いから説明口調ばかりで文章としてはあまり魅力的でないけれど、数年前のブログの文章は実をいうと自分でも結構気に入っていたりする。散文詩、とまでは言わないけれど、内容よりも文章としての特異性を求めて書いていた時期があった。これは完全にただの趣味。このブログはその二つの理由で存在している。
存在理由がコミュニケーションでも金儲けでも世間に対する意思表示でもない個人の文章って珍しいし、興味深い。そんなものが誰でも見られる環境にあるというのが10年くらい前のブログブームの面白いところだったんだと思うけれど、気がついたら人はその事に興味を失っていた。当然と言えば当然か。でも僕はまだ興味を持ってるから「はてなダイアリー」が終了してもブログを書くんだろうなぁ。「はてなブログ」へ移行するかもしれないし、別の場所かもしれないけれど。きっと、またどこかで。

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そのうちに移行先のURLか何か貼ると思います。もし読まれている方いらしたら、その時はよろしくお願いします。
(最後は読んでる人に向けた文章なので「ですます調」で)