ハナムグリのように

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雑記 最近聴いている音楽

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SNSのタイムラインが桜で満開になる。


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He was the archetype. Everything I wasn’t and I wanted to be.
   彼こそ鑑(アーキタイプ)でした。私でないものすべて、私がなりたいものすべてでした。


翻訳家の柴田元幸さんが編集している文芸誌『MONKEY vol.13』にボブ・ディランノーベル賞受賞講演の翻訳が載っていて、これはその中の一文。
青年期のボブディランが彼のスターであるバディ・ホリーに対して抱いた気持ち。この中の「私でないものすべて」という言葉に思わず、なるほど確かにその感じ!と肘を打ってしまった。
憧れであり理想だけれど、どう足掻いても絶対になることができない、何をやっても彼のようには出来ないと気づいたときに抱く「私でないものすべて」という感情。手の届かない絶対的な憧れへの気持ちがその一言で表現されていて、今更ながらディランは凄い表現者だなぁ、なんて感心してしまう。ほんと今更。

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最近聞いている音楽。



Still Woozy


純粋なブラックミュージックとは違うチープでインディー色の強いアーバンソウル。圧倒的なセンスで構築されたこのグルーヴと中毒性のあるユルさがたまらない。
曲単位でしか発表してないマイナーなミュージシャンの作品が聴けるのは音楽配信サービスの素敵なところ。



Ginger Root


演奏者が全員小太りでオタクっぽい感じが好感大。
音楽はもちろん、MVも自作という才能に溢れたCameron Lewのソロプロジェクト。エレピの音色が気持ちいレトロなシティソウル。


Winona Forever


なんて洒脱なインディーロック、というかシティポップ。
過去作はもっとギターがギャンギャン鳴っているんだけれど、今作はホーンも入ってAOR風味に。かっこいい。



Mildlife


ムーグシンセにダンエレクトロSilvertoneのギターでカッコよくない訳が無い。
どこを切りとってもセンスの塊。サイケでスペーシーなジャズファンク




The Magic Gang

3年くらい前からアルバムを心待ちにしていたUKブライトンのロックバンド。Weezerに感じる僕の苦手な部分を全部取り払ってブリティッシュ色を足したようなサウンド。今作はワーナー傘下のレーベルから出てるみたいで、そのせいか音がメジャー感が出てしまってるのが個人的には残念。昔のぐちゃっとした音のほうが好きだったなぁ。


そうそう、これくらいの時期。



Yo La Tengo / There's A Riot Going On


何故だかジョン・マッケンタイアがプロデュースした前作よりも(2000年前後くらいの)シカゴ音響派っぽさがあって凄く好き。
エンドレスでリピートしてしまう。




Superorganism / Superorganism


彼らの前身バンドが2、3年くらい前に来日したとき対バンしたことがあって、打ち上げで一緒に味仙の激辛ラーメンを食べたのは良い思い出。
素敵な人たちだった。