ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

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今年になった事にもまだ慣れてないのに

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歳をとると一年が過ぎるのが早く感じる。というのは本当で、確かにここ数年は恐ろしく一年が過ぎるのが早い。以前、このことについてある芸人さんが「見えない分母」という言葉で説明していてなるほどと思ったことがある。
時間は基本的には絶対的なもので10歳の子供の一年も30歳の大人の一年も時間としては同じだけれど、そこには見えない分母がある。10歳ならば「10分の1年」30歳ならば「30分の1年」というように。それぞれの経験した年数が分母になって一年の感じ方は相対的になる。という話。
考えれば当たり前の話ではあるけれど、これってなかなか辛い話だ。これから先、歳をとればとるほど一年の感じ方は短くなっていく。それが長くなる事はもうないのだと証明されたのと一緒。僕らの一年は短くなる一方。
だからせめて、その短い一年に充実感を感じていたいと思う。僕自身で言えば、残念な事に今年は充実感があまり無かった。何かやらなきゃいけないと思いつつ結局何も出来ないまま一年が過ぎていた。来年はどうにか、ね、充実感を。

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起床。 寒い。 年の瀬。
部屋にある暖房器具は効きの悪いエアコンだけなので冬の朝は辛い。ベッドから抜け出せない、と思っていたら昼過ぎ。怠け者にも程がある。テレビをつけて天気予報。今日は街へ買い物へ行こうと思っていたのに雨が降るとの予報。よって外出を断念。怠け者に磨きがかかり、洗濯を終えた後は音楽を聴いたり本を読んだりしてゴロゴロ。本当はやらなきゃいけない課題が溜まっていて、これは多分やらなければどうにもならないのだけれど、心のどこかでやらなくてもどうにかなるんじゃないかと思っていて、これが致命傷になるんだ。いつも。まぁ年が明けたら考えようか。
子供はよく「因数分解なんて実生活で使うのかよ」とか「徳川の歴代将軍を知ってて誰の得になるんだよ」と難癖つけてテスト勉強を避けるし、僕だってそのタイプの子供だったけれど、今になってテスト勉強は大事だったんだなと思う。それは勉強の内容というよりも事前にテストへ向けて勉強計画を立ててそれを遂行する能力を身につけるという意味でとても大切だと思う。どう考えてもその能力のある人間の方が実生活で役に立つし、その意味で言えば学歴社会というのはなかなか正しい。
なんて考えながらゴロゴロ。小学生に戻って人生をやり直したい。

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世界史 / ウィリアム・H・マクニール

世界史 上 (中公文庫 マ 10-3)

世界史 上 (中公文庫 マ 10-3)

世界史 下 (中公文庫 マ 10-4)

世界史 下 (中公文庫 マ 10-4)

本屋で平積みされているのを見かけてからずっと気になっていたので購入。高校の頃は世界史の授業が嫌いだったけれど大人になってみると思いのほか面白いもので、抵抗無く接することができる。ただ、如何せん僕に基礎的な知識が乏しいものだから内容がスルスルとは頭に入ってこない。同じ章を何度か読み返したりしてしまう。

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12月の金曜の夜は 魔法みたい