ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

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甘えるのが苦手な人は損をする。
自分は末っ子だからか、昔から甘えるのは苦手じゃないのでそういう意味では得をして生きてきたかもしれない。甘えるのが苦手な人を見るたびに、あぁ可哀想だな、と思う。


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仕事の都合で久々に帰省。実家に帰ると家族に「大きくなった?」と訊ねられてドキッとする。確かに大きくなったという表現は間違いではないのだけれど、別に身長が伸びた訳ではない。実のところ大きくなったのは横幅。とくに腹回り。
元来、自分は太らない体質だと自負していたのに一人暮らしを初めて一年、いや、正確にはここ半年ぐらいで5キロ太った。自分でも驚いた。夏になる前辺りから火を使って料理するのが面倒になってしまい、多くの日を外食かコンビニディナーで済ませる事が多くなっていていた。そしてたまに家で料理してもうどんを茹でるくらいの簡単な物。それも職場で軽く丼物やお好み焼きなんかを食べてからの、帰宅後にうどんだ。茹でたうどんに、和布蕪(めかぶ)、カイワレ大根、鰹節、そしてポン酢をかければ出来上がり。特製のネバネバうどん。夏でもさらっと食べられて、しかも美味しい。そして和布蕪の存在がまるで健康料理感を出してしまっていたので油断していた。そもそもその前に丼物やお好み焼きを食べているんだから炭水化物しか摂取していない。太るのも当然だ。
昔から「30歳になると太るよ」とは言われてきたけれど、正直信じてはいなかった。それにそもそも自分は痩せ形だから少しぐらい太った方がちょうど良いんじゃないかなくらいに思っていたのに、最近になって変な焦りを感じている。たぶん今までは「自分は太らない体質だ」という自負から余裕があったんだと思う。それが30歳になる前の27で一年5キロ増。このまま順当に一年5キロペースで太っていけば35歳には100キロオーバーになる。もちろんそんなペースで太らないにしても、悠長には考えていられない。何か対策を練らねばいけない。

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帰省ついでに観に行きたいライブが行われていた観に行ってきた。リンゴデススターの来日公演。ライブも良かったし、久々に知り合い何人かにも会えたので楽しかった。
それにしても、インターネットの普及でどの地域に居ても様々なカルチャーに触れられる昨今だけれども、それでも都市と地方ではインターネットでは埋められない明確な差があるんだと、田舎に引っ越してから強く感じるようになった。それはことに音楽ライブもそうだし、映画館、美術館の有無は当然、大型のレコードッショップ、大型の本屋が有るか無いかだけでも触れられるカルチャーの量や質は全然違う。そして、それらカルチャーの感じ方もまったく違う物になってくる。例えば実際にレコ屋で手に取るレコードとパソコン画面上のそれとは魅力が全然違うし、好きなミニシアターで観かけた予告編が面白そうだったから来月もまた行かなきゃ、なんてこともネットじゃあり得ない。
自分は別にサブカル男子では無いけれど、若いうちは都市で生活したいと強く思う。

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Ringo Deathstarr / MAUVE

モーヴ

モーヴ

海外よりも日本で人気が高い理由の一つとして、ベースのアレックスが日本人受けのする海外美女だからというのがあるかもしれない。いや絶対似そうだ。実際ライブでのアレックスは驚くほど小顔で、陶器のような足を見ているのが恥ずかしくなるくらい露出していた。しかも笑顔がチャーミング。ヴィジュアルでファン獲得を狙ってるとしか思えない。

それにしも音源を出すたびにパンク色が強くなってる気がする。でもこういう下品でナイーブな音って好きだ。


Seapony / Falling

Falling

Falling

セカンドアルバムで大きく変化するバンドが多い中、基本的には何も変わってない。というかこれ以外に出来ないんだと思う。もちろん技術的な意味じゃなくて。なにをやってもこの世界観になってしまう。どこまでも愛しい、夏の終わりのシークエンス。


決してビニールジャンキーの差し金ではないけれど、これもリンゴデススターと同じく国内版はビニールジャンキーから。