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この町の海には砂浜が無い。
聞くところによると地形的な特性で砂浜は浸食されてしまい、急深の海岸では遊泳が危険であることからハワイのように人工的な砂浜を造る事も困難なんだそうだ。
そのせいでこの町が持っている9キロの海岸線には延々テトラポットと防波堤が肩を並べて、その隙間に少しの砂利浜あるだけの寂しい姿になっている。残念。

海の近くに住めると意気込んで越してきたのになぁ。 

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なんだか、ここ数日ひどく忙しかった。
異動とそれに伴う仕事の引き継ぎ、引っ越しと初めての一人暮らし、慣れない職場、知らない町。ただでさえめまぐるしく変わる環境の変化に付いていくのが精一杯なのに、さらにバンドのライブや通信教育の試験レポートなんかが重なって心身ともに疲れている。それが自分でもわかる。
そんなときに、疲れたよー、とか、だるいよー、とかそんな愚痴の一つでもこぼせる家族や友達が周りに居ればいいのだけれど、残念な事にこの町で僕は完全にひとりぼっちだ。今日、スーパーの店員に「ありがとう」と言った以外は言葉を発していない。それに気がついて愕然とした。こんな生活が続くと思うとちょっと怖い。

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起床。ひさびさの休み。晴れているので溜まった洗濯物を片付けて朝食。フレンチトーストにミニトマト
普段料理をしていなかったぶん、一人暮らしを始めて料理をせざるを得なくなると色々な事に気付かされる。普通のトマトよりも一人暮らしならミニトマトの方が使い勝手が良いことや、キャベツは安くて日持ちして万能だって事や、ニンジンはしっかり焼かないと不味いことだったりと、ほんとに些細な事を色々と。正直、料理は面倒だけれど花婿修行だと持って頑張ろうと思う。
午後、外出。はっきり言ってこの町には何もない。今まで住んでいた場所が比較的に都市で買い物するにも交通の便も良かっただけに、その落差は大きい。今住んでいるところからJRの駅まではバスで25分。自転車圏内にスーパーも家電店もユニクロもあるから最低限の生活は出来るけれど、車を持たない僕には休日の過ごし方が限られてくる。今日はファーストフードを買って公園でランチ。この町はバラが市の花だそうで、公園には沢山のバラがある。もっともバラの季節は終わっているから見頃とは言えなかったけれど。
で、もうやることが無くなってしまう。生活備品を買って帰宅。買ったけれど読んでいなかった本や漫画、CDなんかを聴いて昼下がり。うたたね。日が落ちる。
この生活があとどれくらい続くんだろう。

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CANT / Dreams Come True

Dreams Come True

Dreams Come True

グリズリーベアーのベーシストのソロ。地味だけれど凄く良い。グリズリーベアーがフォーキーなインディーロックだったのに対してCANTはエレクトロ要素が強まったドリーミーなベッドルームミュージック。レディオヘッドや近年のフレーミングリップスっぽさもあり。素敵。


Devon Williams / Euphoria

Euphoria

Euphoria

La SeraのサポートギターもやってるDevon Williamsのセカンド。60年代と80年代の美味しいところを取った青春ポップ。とにかくソングライティングのセンスが良い!懐かしくもありそして新鮮。晴れた日の午後に最適。

しまおまほ/ガールフレンド

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文系男子のアイドル、しまおまほのエッセイ。普通の女の子の体温の低い文章って、ときとしてものすごく魅力的。

西島大介世界の終わりの魔法使い

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恋におちた悪魔----世界の終わりの魔法使いII (九龍コミックス)

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