ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

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腕時計が一ヶ月くらい前から壊れてる。時間が無茶苦茶で日付も狂ってる。きっと電池を交換すれば何の問題もなく治るはずなのに、それをせずに一ヶ月が経った。面倒だからと言ってしまえばそれまでだけれど、時間に縛られていない感覚がどこか気持ち良いのだと思う。いざとなれば携帯電話を見て時間の確認はできる訳だし。
と、そんなことを思っていたら部屋の掛け時計も壊れてしまった。針は常に2時5分を指してる。朝なんかは時計を見て焦る事はあったけれど、まぁそれも2日ぐらいで慣れてしまった。分かってはいたけど、腕時計や掛け時計が壊れていたって生活に何の支障も出ない。
身の回りの時計たちが新年を迎える事を嫌がっているようだ。こんなんじゃ年を越せないよー、と笑ってみたのに、どうしたものか。気がついたら今年もまた無事に新年を迎えていた。時計はまだ2010年のままだ。置いてけぼりをくらった気分だ。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
みなさんの迎える一年が素敵な一年でありますように!


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年初めはそんなに悪くなかった。家族でおせちを食べてテレビを見て抹茶も久々に建てて(前に作法を教えてもらったけれどまた忘れてた。これは何度やっても覚えられない。)夕方にはみんなで老人ホームに入ってる祖母に会いにいって、ついでに初詣もしてきた。夜は宅配ピザをとって家族みんなでワイワイしながらテレビを見た。絵に描いたような正月の過ごし方で、幸せとか言えばこれは間違いなく幸せの部類に入る正月だと思う。
で、2日。出勤して働いていると体調が芳しくなくて少し熱っぽい。それでも仕事に差し支えるほどのことはなかったので普通に仕事して帰宅。熱を測ってみると37.5度の微熱。明日は休みだから一日寝ていれば治るだろうと高をくくっていたのに熱は上がる一方で、結局翌日の夜には39.5度まであがってしまった。小学生ならともかく大人になってからの39度代けっこうキツい。明日は仕事行けないかも知らんな、と思いつつ明け方になったら熱は39.9度まで上がっていて仕事どころかこれじゃ身体が壊れるなと判断して病院へ。
受付で「ここの病院に来るのは初めてですか?」と訊かれて少し困る。なぜなら受診するのは初めてかもしれないけれど僕が生まれたのはこの病院だ。初めてって訳じゃない。それに生まれたときに非加熱製剤を投与された疑いがあるって言うので、数年前に検査を受けに来た記憶がある。でもそれは普通の受診じゃないだろうから「初めて」ってことでいいのか。どっちなんだろう。と思いつつ40度近い体温では言葉がうまく整理できなくて「ここで生まれました」とだけ言ってしまい受付のお姉さんを困らせてしまう。結局「初めて」の扱いで用紙に必要事項を記入させられて長い時間待たされたあげく、いざ診察になったら鼻の穴に綿棒のようなものを突っ込まれて(なかなかに痛い!)、あなたはインフルエンザA型だね、と診断された。最悪だ。
職場にインフルエンザだと報告して休みをもらう。不意に訪れた一週間の休暇。ただし自宅謹慎とインフルエンザウイルス付きという条件で。
今年の始まりは、あんまりよろしくない。

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ここ数ヶ月は原田知世姉さんに心を奪われていて、彼女を勉強するために「私をスキーに連れてって」と「彼女が水着に着替えたら」というホイチョイプロダクションが仕掛けたバブルを象徴するかのような原田智世主演映画を見てみたのだけれど、正直どちらも二時間ドラマみたいな作りで、たいして面白くなかった。やっぱり彼女が一番輝いているのは07年のアルバム「music & me」発売後の25周年ライブで、彼女の喋り、ボーカルの温度、それに容姿が素敵すぎる。そしてゲストも豪華で鈴木慶一高橋幸宏大貫妙子キセル高木正勝と言った面々で、普通の女優やミュージシャンなら呼ぶ事が出来ないようなメンツだ。アイドルからスタートして女優業の傍ら90年代には鈴木慶一やトーレヨハンソンを迎えて渋谷系と呼んでもいいような音楽活動を行い、近年ではキセル高木正勝を迎えて草食系男子(死語)や森ガール(死語)をも視野に入れた作品を発表。そして43歳にしてあの可愛さだ。今後が大注目です。
と、知り合いによく話すのだけれど、多くの人はポカンとするか「熟女が好きなの?」と訊いてくる。 違うよ!