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冬のゆるやかな勾配を、ゆっくりとゆっくりと上っていく。

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夜な夜な、アメリカのテレビドラマ「アリーmyラブ」のDVDを見ている。中学生の頃に大好きだったドラマだ。見ながらふと「自分が人生で生きにくいと感じるとき、その原因はこのドラマに感化された事にあるんじゃないか」なんてことを思うときがある。それくらい僕はこのドラマ、というか主人公のアリーマクビールに影響を受けている。そのことに10年経った今、やっと気がついた。

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誰だって健全な生き方を望んでいるはずだ。

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起床。空気が冷たい。起きてストーブの点火スイッチに人差し指。広がる灯油の香りに心が安らぐ。出勤。だらだら就業。書けと命令されていた読書感想文のようなものを提出。課題図書は流行の「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」。正直こんなことをやらせるあたりがこの会社の駄目な所だ。面倒なので速読も出来ないくせに20分で読了して殴り書きし提出。それにしてもこの本が僕の一切興味のないビジネス書だってことを差し引いても、この小説はいかがなものかと思う。中学生が書いたような文章が気になって内容どころじゃないし、なにより表紙にも描かれている萌えキャラの挿絵が気持ち悪い。これがベストセラーになる日本ってどうかしてる気がするし、それを読ませるうちの会社もどうかしてる。そしてこれを読んで素直にいい子のフリして感想文提出してる自分もどうかしてる。というか、そんな自分が嫌いだ。うぎゃー、って叫びたいけれどそんなことは出来ないから心の中でうぎゃーって叫んで、そうこうしているうちに終業。仕事場を飛び出す。空気が冷たい。街行く人を見て、なんだかこの街には浮かれた人が多いなぁ。と、思いながら帰宅。

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おとといの話になるけれどバンドのライブだった。今年最後のライブ。決して満足のいくライブではなかったのに「良かった」と感想を言ってくれる人が以前に比べ格段に多くなている気がする。自分だちが作ってきたものを褒めてもらえるのはやっぱり嬉しい。大げさでなく人生の喜びってこういう時に感じる。
あぁ、と思う。 あぁ、僕はもしかしたらとても健全な生き方をしているのかもしれない。