ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

#title {color:#666666;}

      • -


二三日前から急に冷え込んきた。とはいえ今までが暖かかっただけで、ようやく12月らしくなったのだといえばそうなのだけれど。
街をいく人の服装もだんだんと12月のそれになる。駅ビルにはイルミネーションが施されて、街のいたる所からクリスマスソングが流れてくる。恋人たちの笑顔があふれる。毎年変わらない師走の表情。12月らしい景色。
きっとこのまま年末らしい年末を迎えて、新年らしい新年がやってくるんだろう。どこまでも、どこまでも退屈な風景。残念だけど、それを幸せだと感じられるほど僕はまだ大人になってない。

      • -


昨日はバンドのライブだった。街のど真ん中で通行人に見られながらの屋外イベント。これが心底素敵なイベントで、町おこしならぬ地元のオルナタティブロックおこしを目的とした軽い野外フェスの感覚のイベントだ。この街ではそういうイベントは珍しい。そして、そういうイベントに誘ってもらえるのはほんとに嬉しい。心から尊敬できるバンドマンたちとのライブが出来るわけだから。俄然気合いが入る。
にもかかわらず、だ。自分のバンドの演奏が始まって一曲目から時折ベース音が小さくなって、あれ?とは思っていたのだけれど、二曲目の途中途中でベースから音が出なくなる。多分シールド(という楽器とアンプを繋いでいるケーブル)の接触不良で、知り合いのバンドからシールドを借りて三曲目。またすぐ音が出なくなって、もう頭の中が真っ白になる。笑うしかなくて笑っていたら知り合いのバンドマンたちも愛のあるヤジを飛ばしてくれて、どうにか場が和む。ありがとう、でも音が出ないんだよ。とりあえず音が出てなくても演奏は最後まで続けよう、とメンバーに告げて演奏再開。音のでないベースを弾き続ける間、音響スタッフの方がエフェクターエフェクターを繋ぐ短いシールドを取り替えてくれてやっと音が出るようになったのが最後から二曲目の途中。個人的には最低のライブだった。
後、打ち上げは6時スタートという昼のイベントならではの展開で、中華料理屋に5時間半居座る。で、帰宅。ある人がツイッターで「ライブが楽しげになってた。(中略)彼らはいい調子なんでしょう」と僕らの事を呟いていて、なんだか少し救われる。就寝。


起床。昨日の出来の悪さを引きづりながら出勤。
職場に着くと先日受けた昇級試験の答案が返ってきていた。結果は、まぁ予想を裏切らずに落ちていた。200点満点で合格点に5点足らなかった。そんなに正解してたんだー、というのが正直な感想で、落ちると予想が立っていたせいかショックでもなければ悔しくもなかった。それが自分の駄目なところなんだろうなと思う。ただ、それでも残念な気持ちにはなった。何が残念だというと落ちた事実ではなくて、落ちた事に職場の同僚が気を使ってあまり触れない事が残念だった。あーあ、ほんと嫌になっちゃう。気分が優れないわー。そいえば通信教育の課題も提出していなくて溜まってる。良くない流れ。良くない事は連鎖するのだ。
まぁ、それでも悪い流れなんて長くは続かないものだから別に大丈夫。と、自分で言ってみても気休めにしかならないから本当は誰かに言ってもらいたいのだけれど、誰も言ってくれないからとりあえず自分で言ってみる。
「別に大丈夫だよ」
そして誰も言ってくれなくて困っている多くの人たちのために僕から一言
「別に大丈夫だよ」

      • -


今夜は優しい歌が聴きたいなー、って気分

Little Wings / Light Green Leaves

Light Green Leaves

Light Green Leaves

このアルバム、全体的デモみたいな作りでだらしない。けれど、それが愛しい。