ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

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生きるだけなら簡単だ

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とても久しぶりに日記を書く。一ヶ月半ぶりくらい。
その間に何をしていたかというと(と書くほど特に何もやってはいなかったんだけれど)最近で言うと会社の昇級試験を受けていた。四日くらい前。
試験に受かればもちろん会社での地位は上がって給料も良くなるし、同期の人たちに遅れを取る事もない。それにメンツも保てる。などなど普通に考えたらプラスしかないはずなのにこのテイタラクだ。周りが二ヶ月も前から試験勉強を始めているのに、自分は試験の一週間前に「○○君は大丈夫?全然勉強していないようだけど。君は僕と一緒でボンヤリしているから心配だよ」とボンヤリした上司に言われてようやく焦り始める始末だった。それでも「いいですよーどうせ一夜漬けで覚えれるくらいのスペックしか僕の頭はないんですしー」と笑って過ごせる余裕があったのは何故だったんだろうか、と考えると、どうも僕は昇級に興味がないからだと思う。心の深層では会社での地位なんてどうでも良くて、そもそもこの会社に骨を埋める気なんてさらさらない、だから試験なんてどーでもいい、でも会社の先輩の前ではそんなこと言えないからヘラヘラ冗談ばかり言ってるんだぜ。って事だと思う。我ながらどうしようもなく「逃げ」の発言だ。
じゃ自分は今の会社を辞めてどうしたいのかと問われたら、それはとても難しい問題で、うーん、と考えた結果導きだされたのは、あぁ僕は絵本を描いてご飯を食べて行きたいなぁ、という事だった。脱サラして絵本作家。素敵じゃないか。だからここ一ヶ月くらい試験勉強をやらずに絵本作家のインタビューを読んだり、絵本の書き方のハウツー本を読んだり、実際に絵本を買ってきて読み解いたりしていた。馬鹿だと思う。
で、そんなこんなで絵本を読んでいたら試験の三日前になってしまって、やっと勉強を始めたのだけれど、いざ勉強を初めて見ると、あれもしかしたら試験に受かるんじゃないか、なんて気持ちになって調子こいていたのに、実際に試験を受けたら案の定というべきか予定外にというべきか、さっぱり出来なかった。こんなに手応えのないペーパーテストはどれくらいぶりだろうか。ちゃんと勉強したのになぁ。なんやかんや言っても試験に落ちるのは嫌だなぁ。
ってことでここ四日くらい、ちょっとブルーになってた。

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先日、大阪までフレーミングリップスのライブを観に行ってきた。紙吹雪の中、風船に入って客席に転がってくるウェイン・コインや、上手いのか下手なのかさっぱりわからないグルーヴ感や、リハの段階でYoshimi Battles〜をアンプラグドでお客さんと合唱しちゃうところとか、全てが発狂しそうなほど素敵だった。



She Don't Use Jellyが聴けたのが嬉しかったー。にしてもこのPV若い!17年も前なんだ!