ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

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目が覚めると、あれ、と思う。 肌を滑るシーツの感触とか、鼻をくすぐる空気の質感とか、そういうのが夏のそれとは明らかに違う。秋の訪れはいつだって唐突。それなのに不思議なもので、夏の終わりはいつも曖昧。

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毎朝使っている駅で殺人事件があった。僕が駅を出て信号待ちをしているときにパトカーがやってきて、殺人だなんて知らない僕はそのまま仕事場へ向かったのだけど、昼くらいに仕事場で事件の事を知らされて驚いた。無差別殺人だったそうで、けっこう「殺人」って近い位置に転がってるんだなと不思議な気持ちになった。帰りにもその駅を使ったけれど、騒然としているかと思いきや何事もなかったように平静を保っていて、決して後を引きずらない駅の男らしさに尊敬の念を抱く。とともに第三者にとっては「殺人」はすぐに何事もなくなる事実に気づかされる。

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一年ぶりくらいに会った人からその晩メールで「大丈夫?疲れてるように見えたけど」と言われた。いやいや、大丈夫です。むしろ元気です。

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起床。今日は仕事が休みだからいつまでだって寝ていられる、なんて考えは良くないけれど実際いつまでも寝てしまう。昼過ぎに起床。ようやく9月らしくなってきて肌にまとわりつくような暑さはなくなったけれど、それでもまだ充分過ぎるくらい暑い。一日中グダグダしてしまう。
夕方、サニーデイサービスのライブを観に出かける。曽我部さんのライブは何度か観た事あるけれど再結成後もふくめサニーデイとしてライブを観るのは初めてだ。僕がサニーデイを聴き始めた高校生の頃、彼らはもう解散していて僕にとってはもう観る事の出来ない過去のバンドだった。けれどもCDを買い漁って通学途中に良く聴いていたバンドだからサニーデイは多くの人たちにとってそうであるように僕にとってもまた青春の1ページだ。リアルタイムでは全くと言っていいほど知らなかったけれども。
で、ライブ。とても良かった。オザケンを観たときにも味わった多幸感も感じれたし、現在進行形のバンドとしての格好良さも感じれた。内容もほぼベストな選曲で(個人的には「ここで逢いましょう」が聴けなかったのが残念だったけれど)大満足。今年は小沢健二を観てサニーデイサービスを観て、そして11月にはフレーミングリップスを観に行く予定。なんだか90年代を楽しんでる。



アンコール前のラストにサマーソルジャー。嬉しくない訳がない。この曲、高校の頃一人でよくベースのコピーしたなぁ。しみじみ。