ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

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高速を走るたびに、日本のほとんどは田舎なんだな、なんて思う。目につくのは鉄塔と錆びれたパチンコ屋くらい。そんな街が日本にはたくさんあって、自分はなぜかそれが好きだったりする。

きっと、そのノスタルジックな感覚が好きなんだと思う。自分は比較的都市部で生まれ育っている訳だから、そこに本当の意味でのノスタルジーを感じている訳じゃないのだろうけれど、言ってみればそれは映画を見ている感覚と同じで作られたノスタルジーを疑似体験して楽しんでいるだけなんだと思う。なんちゃってのノスタルジー。そう考えると車の窓から見た景色を気軽にこの感じが好きだなー、なんて言ってる自分のその感性ってなんだか軽薄なものに思える。なんちゃってのノスタルジーへの愛。ちなみに僕は団地も好きだし(懐かしい感覚。住んだ事ないけど)、60年代の音楽も好き(懐かしい感覚。生まれてないけど)。ますます自分の「好き」って何なのか疑いたくなってしまう。果たして、経験した事のないものへのノスタルジーなんてあり得るんだろうか。

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休みを取って伊豆に行ってきた。温泉に入ったり美味しいものを食べたり、有名なお寺(日本史に疎いのでよく知らない)に行ったり富士山を眺めながらイチゴ狩りをしたりした。心底楽しくて素敵な旅だったけれど、帰り道、正確に言うと沼津の漁港で携帯電話を落として帰ってきた。気づいたときにはもう遅くて、だいたいどこに落としたのかその時は分からなかったからとりあえず電話会社に連絡して通信を止めてもらった。後日、沼津から自宅に携帯電話が郵送で届いたのだけれど、それまでの二三日は携帯無しの状態。元来、携帯電話に依存した生活をしていなかったから携帯が無くても苦には感じなかったのだけれど、携帯電話が手元に戻ってきてメールを確認したら「生きてるか!?」と知り合いから連絡があって、あぁこのご時世、携帯が繋がらないと死んでる可能性が出てくるんだな、となんだか感慨深いものがあった。他人が僕の存在を認識するとき、携帯電話で連絡がとれるか否かってことがかなり重要なウェイトを占めてるってわけだ。「便りがないのは無事の知らせ」なんて言葉はこの携帯電話社会じゃ通用しない。


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口内炎というより、これはむしろ傷に近い。

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起床。朝から頭が少し痛い。というのはきっと夕方から雨の予報だから。自分の頭痛はツバメが低く飛ぶのと同じようなものだ。
出勤。もくもくと仕事に従事。ただ頭が痛いせいで険しい顔になってしまう。気分も晴れない。女の子の生理痛ってこんなものなのかな、なんて思ったり。
夕方になると頭痛はさらに悪化して、職場においてあったバファリンを4錠飲んで気を紛らわす。なのに頭は痛いままだし薬のせいでぼんやりしてしまうし、何故だか吐き気を覚えるし時折体温が急激に上がった感じになるしで最悪の状態。家に帰ると母から「自律神経失調症じゃない?」と言われる。言葉だけはよく聞くけれどその実態はいまひとつ把握してないあの病気かぁ、なんて他人事のように思いながら体温を測ると微熱。いや、これただの風邪じゃないのか。安静が一番と思ってゆったりDVD鑑賞。上司に焼いてもらったカウントダウンジャパンと「インスタント沼」のDVD。麻生久美子が可愛い。

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Joan of Arc Presents: Don't Mind Control (Dig)

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Summertime!

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インスタント沼 ミラクル・エディション [DVD]

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