ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

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スーツのズボンに穴をあけてしまった。思い返してみるとスーツのズボンを破るのは入社してから三回目で、つまりたった二年で三回破っている訳で、それはちょっと異常な数だと思う。別にスーツを破きやすい職場ってことはないし、なにより自分以外にスーツを破いた人を入社して以来見たことがないので、この原因が自分にあるんだと言うことは明白。で、その原因をよくよく考えた結果導きだされた答えが自分はどうも「とろい」ってこと。今まで自分の不出来さは「とろい」とは別方向に向かってるものなんだろうと思っていただけに、この歳になって自分が「とろい」と気づいてしまうのは辛いし、それに何より「とろい」ってことに今更気づいている辺りが「とろい」んじゃないか、と思って落胆。
落ち込んで、昼休みにパンを食べながら雑誌を読んでいたら「暗い、具のあるパンを食え!」と無茶苦茶な注意を受ける。 人生って難しいな。と思いながらパンをかじる。

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近々結婚する職場の先輩がやけに忙しそうで、いろいろ話を聞いていたらどうやら結婚は疲れるらしい。そして(かなり)お金がかかるらしい。結婚式に関する色々なことを決めるのはもちろん、新婚旅行の計画だとか新居の準備だとかエステに行ったりとか、とにかくいろいろ。で、それらを総括するととんでもない出費になるようで、それが少しばかり贅沢な結婚式だからなのかそれともこの土地が名古屋という結婚に関して特異な文化を持つ土地だからなのか、その辺はよくわからないけれど、とにかく疲れて「ん百万の出費だわー」とつぶやく先輩を見ていると、幸せって何なんだろうねー、と他人事のように思って、って、いや、実際これは他人事だけど、とにかく幸せなんてものは明日が今日になるくらいの、ほんとにその程度の変化率でやって来れば良いと思う。確かにイベントとして大盛り上がりするのは大切かもしれないけれど、それで疲れてたんじゃねー、と書いてて思ったけどこれは男の意見だ。間違いなく。

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先週、4泊5日で東京に行ってきた。とりたてて具体的な目的のある旅ではなかったのだけど、行ってしまえば目的は出来るもので、明日はあそこへ行こう、明後日はあそこへいこう、なんて結局は目的に追われる旅だった気がする。本心を言えば目的なんて何もなく、ただただ飄然と歩き回るのが良かったのだけど。まぁ人間てのは目的を作りたがる生き物だから。そうしないと不安になってしまう生き物だからしょうがないのかもしれない。今度行くときは、ね。目的のない旅にしたい。

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