ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

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そういえばリンゴ飴を食べた記憶なんてない。どんな味だったのか思い出そうとしても思い出せなかったのは、それ、当然のことだったんだ。

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呼吸するだけで疲れる。そんな季節だから仕事から帰る頃には骨の髄まで疲れが滲み込んでいて、食事をして入浴した後、音楽を聴いたりパソコンを触ったり本を読んだりしているうちにいつの間にやら眠ってしまう。電気もパソコンもつけっぱなし。枕の横では本が変な感じに折れ曲がってしまって嫌な感じ。寝苦しい夜を泳ぎきって朝にたどり着いた頃にはまた疲れが溜まってる。げんなりする。ほんと、夏を二週間くらいに縮めてもらいたい。誰に頼んだらいいのだろう。


起床。軽く朝ごはん。出勤。こうやって仕事場と自宅を往復するだけの毎日にいささか辟易してきた。このまま年をとっていくことへの不安もある。未来のことを考えるのって反吐が出るよね、と知人が呟いていたのをふと思い出す。
職場。屋内なのに夏のうだるような暑さに包まれる。湿度が上がってきたと思ったら急に雨が降り出して、外には慌てて軒下に駆け込む人々。いわゆる‘ゲリラ豪雨’ってやつなのか、水鉄砲の散弾銃(なんて物があるのかしら)を空から地上に向けて撃ち放ったような雨。けれどもそんな雨も束の間、すぐに止んでしまって街はまた生温い空気の中。
終業。仕事場の近くでは七夕祭りが盛大に行われていて、どんなものだろ、と好奇心に駆られてバスにも乗らず歩いて祭りを、人でごったがえする七夕祭りを闊歩する。なんだか楽しい。一通り見て回ってリンゴ飴を買って帰宅。僕の夏フェス終了。
帰宅。入浴。食事。カルピスソーダってなんて美味しいの!就寝。



起床。トースト。コーヒー。朝の食欲も日に日に減っていく。出勤。
もくもくと終業。後日会社の健康診断を受けるのでその事前アンケートみたいなものを書く。「タバコは吸いますか?」「お酒は飲みますか?」「睡眠は十分に摂れてますか?」などの質問。そんな質問は答えていても何てことない。だけれどもっと精神的な部分に触れる質問、例えば[頻繁にある]から[まったくない]までの五段階から選択して答える質問で「元気が出ないときがある」「憂鬱な気分になるときがある」「体が重く感じるときがある」「仕事のやる気が出ないときがある」みたいな質問を答えていると、自分は精神的に駄目な人間なんじゃないかと思えてきて残念な気分になってしまう。思わず[頻繁にある]に丸を打ちそうになって、そんな人間じゃ駄目だ、と譲歩して[ときどきある]に丸を打つ。アンケートが意味を成していない。終業。
帰宅。食事もとらずにバンドの練習へ。メンバーが一人増えて4人に。新しく入ったギターの彼はビッグマフ(っていうすんごく歪むエフェクターダイナソーJrとかが使ってる)を使うので、これでドラム以外の三人全ての足元にビッグマフがあることになる。なんて騒がしい下品なバンドなんだろうと我ながら思う。
深夜0時半、帰宅。耳がキーンとする。食事をしてテレビを見て、高いポロシャツが欲しいなー、なんて思って、パソコン触って、就寝。明日は休み。だから明日を考えずに眠る。そう、明日のことを、未来のことを考えるのって好きじゃないの!


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リンゴ飴って、すごーく食べにくい。