■ - ハナムグリのように

「そんな普通の人生送っていても面白く無いじゃん」
と昨日言われた言葉が頭に残る。
「生きているうちの大半は人生じゃなくてただの時間だ」
と最近読んだ本に書いてあった言葉が頭をよぎる。
「知ってるよ、そんなこと」
と、呟く。

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昨晩はライブ。二週連続でライブ。演奏するのは三回目くらいのハコ。音が良いからやり易い。と思ったのは私だけ？いや、みんなそうだったね、楽しかったよ、って感じの演奏。うん、たしかに楽しかった。でもライブ直前はこれまでに無いくらい落ち込んでいて、こんな風にうだうだ時間だけが過ぎていく日々からいつになったら抜け出せるんだろうか、なんて考えていた。考えたって何の意味も無いのに。ライブ後、知らない人にグーで肩をポンと叩かれ、良かったよ、と言わて、なんだか少しだけ、本当に少しだけだけど救われた気がした。ライブハウスの人から耳にタコができるくらい言われてきた話を再度言われて帰宅。入浴。やくしまるえつこの朗読CDを聴いて就寝。
30分くらい寝坊して９時起床。仕事に行かなきゃ。外は快晴。ここ二、三日曇りが続いていたから、てっきりこのまま梅雨になだれ込むんじゃないかと思っていたのに、素敵な春の残り香。出勤。暑い。僕の持っているシャツと全く同じシャツを先輩が着ていて、ああ残念だ。買ったばかりなのに着る頻度が大暴落だ。終業。バスが来ないのでバス停三駅分ウォーキング。生暖かい風が襟元をくすぐって夏の予感。帰宅。テレビでターミネーター３が放送していたので見入る。後、知り合いから電話。あ、そういえば今日ディアハンターを見てきたよ、かっこ良かったよ、と伝えられる。うらやましー。心底、そう思う。