ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

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昨晩は演奏し慣れたライブハウスでエクスペリメンタルな宴に参戦。知合いのバンドもいたから気は楽だったのだけど、でも一時間以上も不協和音のノイズを聴き続けるなんてねぇ、ほんと、楽しくて仕方ない。久しぶりの人とも会えたし心底楽しい夜だった。後、食事をして家に帰ってきたのが深夜二時。明日が休みならそれはどんなに素敵なことかしらん、なんて思いながら明日の仕事のために就寝。前々から気付いていたんだけど、僕は明日を気にかけながら眠るのが大嫌い。他人の靴を履くのと同じくらい嫌い。就寝。
起床。目覚めは悪くない。フレンチトーストにシロップをかけて甘ったるい朝。出勤。就労。上司から社内で行われるフットサル大会に参加しないかと誘われる。本心を言えば、休日に会社の人間、しかも上司とフットサルをやるだなんてのは考えるのも嫌な話。にもかかわらず、断るのが得意な人間じゃない僕はあいまいな返事を繰り返し、気がつけばいつのまにやら頭数に入れられる。気が重い。終業。帰宅。
帰り道、久しぶりにお巡りさんに呼び止められる。君、ちょっといいかな、って。何かと思って考えると、あぁそうだ、自転車だ。僕の自転車はボロボロの折りたたみ自転車で、ネットで買ったために登録シールは付いてないし駅の100円パーキングを利用しているから鍵もつけてない(だって犯罪に、自転車を盗むのに100円も出す馬鹿はいないでしょ)、それにチェーンは外れそうで漕ぐとガタガタ音がする。そして極め付けが無灯火(夜の10時に!)。これじゃ呼び止めてくださいと言っているようなものだ。お巡りさんは明るい人で悪い気は何もしなかった。日曜のこんな時間まで仕事?ご苦労だね、と言われ、それはお互い様だよと思う。楽しくお喋りをして、ご苦労様ですー、と声をかけて別れる。警察官としては呼び止めた人の自転車が窃盗車だった方が仕事をとして充足した気分になるんだろうか。それとも善良な市民を呼び止めた方が治安の良い街をを実感できて満足するんだろうか。なんて思いながら善良な市民の僕は帰宅。
食事、入浴、就寝。明日は休み。だから明日のことを何も気にかけずに就寝。しあわせ。