ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

9月9日

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何の前触れもなく「最近、何か良いことあった?」と尋ねてしまうのは僕の悪い癖で、こんな質問されても殆どの人は「いや、別にないよ」と答えてしまう。それは自分でも分かってる。でもそれをあえて訊いてしまうのは良いことなんて滅多に起こるものじゃないってことを自分に納得させたいから。良い事が起こってないのは自分だけじゃないって知りたいから、それで安心したいから。取り立てて悪いことなんてないけれど、だからと言って良いことなんて滅多にない。朝起きて出勤して働いて帰宅して寝る生活が何事もなくダラダラと続いていくのはちょっと苦しい。

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8時くらいに起床。23年も生きていたら空気の匂いでそれがどの季節なのかが分かるようになる。今日の朝は確かに秋の匂いがして心がすこしウキウキする。ほどよい涼しさに思わず二度寝。昼前まで。
二回目の起床。昼過ぎに家を出る。空は雲ひとつない秋晴れで空気はカラッと過ごしやすい。街をぶらぶらして少し買い物をして、夕方に頭痛がしてきて帰宅。頭痛薬のせいで眠たくなって少し眠る。そのときに夢を見た。
家にいたら知らない人から電話がかかってきて「今から殺しにいく」と。慌ててバイクにまたがって逃げるんだけど二輪の免許を持っていないこともあって上手く運転できないし、なによりスピードが出ない。焦って焦って、それでも必死に逃げようとする。そこで目が覚めた。思えばこの手の夢はよく見ていて、乗り物はバイクのときも車のときもあるんだけどいずれにしろスムーズに逃げることが出来ない。最初にいるのはいつも家で、まず南へ、そしてすぐに北へ向かって逃げ始める。いつも北へ。目指す場所は分からないけど。
夜、今年の夏はまだ一度も『銀河鉄道の夜』(宮沢賢治原作のアニメ映画、85年製作、音楽は細野晴臣)を観ていなかったから今から観ようかと。 そんなことを考えながら今これを書いてる。

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部屋を掃除しなくちゃ。