ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

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「1L for 10L」というボルヴィックの活動がどうにも歯がゆい。
この活動は「お客様のお買い上げ1リットルあたり、10リットルの水がアフリカの井戸から生まれる」といったとても素敵なお話で、ボルヴィックの売り上げの一部をユニセフの活動支援に使っているというもの。とても素敵だと思うのだけど、これがどうにも歯がゆく感じてしまう。
「1L for 10L」を言い換えると「私たちがコンビニで500mlが140円もする高級な水を購入することにより、アフリカに飲んでも害のない井戸水が5L生まれる」ということで、僕なんかは自分の贅沢な暮らしぶりと世界の格差ををまざまざと見せ付けられている気がして、むしろ気まずい。少なくともボルヴィックを買うことで良いことをした気分には浸れない。良いことをしたと思いたいのであればボルヴィックを買うのじゃなくてボルヴィック1L分の280円をユニセフに寄付して自分は水道水を飲むのがフェアだと思う。これなら「0L for 沢山L」でとても良いこと。なのに自分は高級な水を飲んでおいて、私は良いことをしました、みたいな顔している人が沢山いると思うと、あぁ、なんだか歯がゆい。
ということで考えました。 その名もずばり 「つもり募金 〜目指せ0L for 沢山L〜」
まず最初に家庭用の浄水容器を3000円程度で購入。そしてそこで浄水される水をボルヴィックだと見立てて、容器から水を500ml使うたびにコンビニでのボルビック購入金額140円をつもり貯金。はじめの12Lくらいは浄水容器の返済にあてて、その後からはすべて貯金。で、ある程度溜まったら一気にユニセフへ送る。どうでしょうか。浄水容器の宣伝で使ってくれないかな。想像以上に募金することになるだろうけど。


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いろいろ書いたけれど、自分はコンビニで水を買うという概念のない人だし、なにより募金に熱い人でもないのでこの企画は実行しません。その代わり良いことをした様な顔も一切しません。