ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

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脳みそがどうにもうまく働いてくれなくて、これは何なの、集中力が足りないだけなの?それならまだ救われるのだけど。

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もし僕に感情がすこぶる荒れている時期があったとするならば、それはたぶん小学5年か6年くらいまで遡らなくてはいけなくて、まぁいわゆる反抗期って時期。それ以降はいたって平穏な心で暮らしてきて、怒ることも泣くこともなく「穏やかだよね」とか言われて生きてきた。それは別段そう生きていこうと決めたわけじゃないのだけど、そうでは生きていけない理由もなかったし、なにより意識下ではそうやって生きていくのが生き易いってことを理解していたからだと思う。それに運良くそれができるくらいの器量の良さは持ってたし。
でも最近、そうやって生きてきた自分に少しだけ後悔の念がある。いや、別に感情的な人間になりたいわけじゃないけれど、感情を表に出す必要があるとき、そうしなきゃ自分が辛いときなんかにそれが出来ないのはやっぱり損だと思う。殴り合いの喧嘩を一度くらいはしてもよかったんじゃないか、とか今になって思う。この歳になると殴り合いの喧嘩なんて滅多にする機会がないだろうし。ちょっと前に日記で「何事にも熱量が足りない」って書いたのも、つまりはこういう事なんだけど、自分の平穏さに嫌気がさしてしまう。甘すぎるお菓子が人気ないのと同じように、穏やかなら人間としてそれで良いなんて事はないから。こんなことを今さら思うなんてね、ちょっと愚かすぎかしらん。