ハナムグリのように

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色盲の話

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例えば犬なんかは色を認識する能力が無って言われているけど、そのタイプの動物(牛とか猫)からしたらアルビノの意味合いはやっぱり人間のそれとは違うのかなぁ。なんてことを鳩の群れの中に一匹だけいる真っ白の鳩を見て思う。
人間みたいに色々な色を感知できる動物からしたら肌の色が白だというのは、確かに悪い意味でなく特異なものに映るのは否定できないけど、それでも様々な色が溢れている世界の中での「白」というのはそこまで特異なものではないような気もする。それに比べると世界が白と黒の世界である犬の目線から見て外見が「白」か「黒」というのは恋愛においての「男」か「女」かくらいの違いがあるんじゃないかなと思う。



って考えながら帰宅。パソコンを開いてチャチャチャっと調べる。
なるほどー。




どうやら根本的に間違っていたみたい。まず犬の世界が白と黒だけなんてのは大きな間違い。犬や牛の目は人間で言うところの赤緑色覚異常に似た見え方をしていて、これは赤と緑の区別がつきにくいだけでその他の色はいたって普通とのこと。つまり人間が認知する「白」と意味合いは大して変わらないってこと。 
あと他にも分かったことがあって、犬の見え方に近いという赤緑色覚異常というのは結構多くの人がそれらしくて男性なら20人に1人が赤緑色覚異常なんだそう。思ったよりも多い。もしや、と思って石原式色覚異常検査表という色盲検査に使われる検査表をみてみたら、んーなるほど。(石原式は小学校で使っていたらしいからたぶん殆どの人が見覚えがあると思う。あの点の集合で作られた中に数字が書いてある表ね。)それによると僕の目は正常ではあるけれど多少第2色覚異常の気があるみたい。もちろん正式な検査をしたわけじゃないから本当のことは分からないけれど、検査表の中には見えはするけれど見難い数字が確かにあって、その図表の下には第二色覚異常だと書いてあった。

あと色盲について補足をすると、さっきから第二色覚異常とか赤緑色覚異常とか言って「異常」という言葉がついているけど、実は色盲というのはそもそも「異常」では無いらしく、「正常」と言われている色覚はあくまでも多数派というだけで、「正常」の人にも認知できない色だってあるらしい。正常の人が見ている色の世界だって完璧じゃないってこと。  これ、全部ウィキペディア情報。
自分の目で見えている色が本当は違う色だなんて、なんだか変な感じがするなぁ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2%E8%A6%9A%E7%95%B0%E5%B8%B8