ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

8月6日

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夜、バンドの練習。何かが足りなくてでもそれが何なのかが分からない。いや、分かってはいるけれどそれを補う術を知らない。皆で模索。時間はあっという間に過ぎる。
帰宅。中学時代の知人から電話。今から飲まない?との誘い。正直行きたくない。けれど断る理由もないし久しく会っていない知人も来るというので渋々出かける。少し飲み他愛も無いバカ話をしてお開き、と思いきや僕の大嫌いな‘夜の遊び’をしに行くという。それだけはゴメン、嫌だ。行きたくない。無理に誘う知人をどうにか説得し、彼らだけをタクシーに乗せて僕はそれを見送る。どうぞ、あなた達だけで楽しんできて。
別れ際、知人の一人が僕に吸いかけのタバコを渡した。実のところ僕は今までに一度も喫煙したことがない。それは単純に体に悪いからという理由もあるし、他にも服が臭くなるからとか、(高校のころは)粋がっているようで格好悪いからとか、そんな理由で喫煙を断固拒否していた。きっと彼はそのことを知らなかったんだろうな。
僕の指の間でタバコが音も立てず燃えていく。何を思ったのか、僕はおもむろにタバコを口へ持っていき、悪名高いその煙を吸い込んだ。一服したい、そんな気分だった。
僕が断固として拒み続けてきたその代物は、少しの咳と不快感を与えただけで、それ以上のことは何も起こさなかった。たぶん、もう吸うことはないと思う。
帰宅。 蒸し暑い。 きっと今夜も寝苦しくなる。