ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

7月26日〜30日

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四日ぶりに自宅へ戻ってきたら、選挙では民主が勝っていて、サッカーでは日本代表が負けていて、僕の町では梅雨が明けていた。現実。俗世界。日常への帰還。思いのほか爽やかな暑さで不快にはならない。

ここからの日記はフジロックでの話なので、興味のある人だけ読んでください。ちなみにこれはライブレポじゃないです。あくまで日記。


夜の8時、名古屋を出る。夜行バス。毎年眠れないので今年は睡眠導入剤を持参。深夜一時ごろ服用するも寝付けずに、例年のように徹夜。辛い。朝日に照らされた高速沿いの山々が綺麗なのがせめてもの救い。朝が来る。

1日目(27日)
朝7時に会場へ到着。開場まではまだ時間があったので一旦宿へ行き荷物を預け、再度会場へ。10時半、Hさん達と落ち合いストーン・サークルという今年から登場したエリアへ行く。このストーン・サークルには様々な打楽器が置いてあって、その打楽器を使って自由にジャムセッションが行えるらしい。それって素敵じゃない?と言うことでストーン・サークルでジャムセッション。ボンゴを叩きすぎて手が痛い。その後、ヘブンへ行って今年のフジ最初のライブを見る。演者は渋さ知らズオーケストラ。すさまじい。フジに来て最初に彼らが見れて本当に幸運だったと思う。そんなライブ。まさにフェスティバルなステージ。そこからレッドマーキーへの道中にタイラーメンを食べて食を満喫。レッドマーキーに着いたころにはBLOND REDHEADが終わりがけで少し残念。遠目に見えたカズ・マキノは可愛かった。BLOND REDHEAD後は本来ならALBUM LEAFを見る予定だったのに、急遽キャンセルになってしまったのでグリーンへ移動してKEMURIを見る。なんでも今年中に解散してしまうそうなんで、僕が彼らのアクトを見るのは今回が初めてで、恐らく最後。曲のタイトルが驚くほど単純だった。その後、またレッドへ戻ってフジファブリック。前からヘンタイバンドだと思っていたけど、うん、やっぱりヘンタイバンド。とくにギターの人が結構ヘンタイ。彼はある意味ギターヒーローだと思う。フジファブ後はそのままMUMM-RAを見たはずなんだけど、正直あんまり覚えてない。楽しかったような気はする。でもなんで覚えてないんだろう。その後はグリーンでKINGS OF LEON。妙にモッサイ感じがしたけど結構好き。外見が特にモッサイなぁ、と思いながらも弾け楽しんで、その後は腹ごしらえ。何を食べたかは覚えてない。そして19:20からMUSE、と思っていたのに30分くらい押して20時近くからMUSE。彼らの音楽を好きか嫌いかは別としても圧巻のステージだった。三人とは思えない音圧。ライブのクオリティの高さは群を抜いていたんじゃないでしょうか。余談だけどフジテレビの高樹千佳子アナウンサーはMUSEファンなんだってね。なんか納得。で、MUSEを途中で切り上げてヘブンへ。もちろん、今年絶対見ると心に決めていたバンドのひとつYO LA TENGOを見るために。始めて見る彼らは想像以上に口数が少なく、淡々と演奏していて、この人たちは客を盛り上げる気が無いんじゃないかとも思ってしまったけど、でもみんな大盛り上がり。楽しい。あんなにも心が温かくなれるノイズギターを聴いたのは初めて。万歳。ヨラテン万歳。ありがとう。その後グリーンへ戻ったら終わっていると思っていたCUREがまだやっていたので観賞。ロバート・スミスって太って年取ったシザーハンズみたいで最高に面白い。泣きそうな顔してるし。僕には彼の存在がツボなんでCUREのライブは凄く面白かったです。で、一日目終了。宿へ戻り就寝。こんなにも寝つきが良いのは何ヶ月ぶりだろう。
2日目(28日)
朝、朝食をもりもり食べる。こんなにも朝から空腹だなんて! 二日目の最初はレッドでTHE BIRD AND THE BEEの予定。でもグリーンで見ていたJULIETTE & THE LIKCSが面白かったのでそのまま観賞。彼女達はどことなくダサい感じもあるんだけど、さすがにハリウッド女優だけあって盛り上げ上手(?)で、そのおかげでとても楽しめた。その後はかき氷なんかを食べつつヘブンへ移動して湯川潮音。全体的に「みんなのうた」みたいな歌で(と思っていたら、本当にみんなのうたを担当するんだって!)そんなに惹かれはしなかったけど、演奏のほうは足踏みなんかを取り入れたりと音響的に拘ったアプローチをしていて素敵だった。ギターもバイオリン(チェロ?)も文句なしに素敵な演奏でした。その後、グリーンへ行く道すがらジプシーアバロンオオヤユウスケを見る。三ヶ月くらい前にも見たけどあいかわらず素敵な音楽。グリーンに着くと!!!が大盛り上がり。是非とも最初から見たかった。!!!後はオアシスで少年ナイフをBGMにピザをほお張る。無難にうまい。で、ゆったりしてグリーンへ戻ってKULA SHAKER。楽しい。この後は何してたか覚えてないけど、二時間後くらいからはG.LOVE & SPECIAL SAUCEを見てた。カッコいい。G.LOVEもだけど、前頭葉が禿げ上がってしまったベースのおっさんのカッコいいことといったら!落ち武者みたいな頭だったぜ。(ぜ?)で、彼らのライブを途中で抜け出して、ついにやってまいりましたiggy & The Stooges。見る前からテンションが上がってしかたない。ライブスタート。もうここからはあまり覚えてません。途中イギー様が「カモン!」と仰るので、柵を飛び越えてステージに向かってダッシュしたのにスタッフの人に4回くらい吹き飛ばされて、ステージに上がることは断念。やっぱりモッシュピットからじゃなきゃ難しいね。ステージを見上げるとステージ上には数十人の観客が上っていて、もう収拾がつかない状態に。数分の後、どうにかステージ上から観客をおろしてまたライブ再開。柵を飛び越えたときにクロックスのサンダルを紛失してしまったので、そこから片足だけ裸足で観賞。でも構わずダンシング。凄いよ、イギー。アンプの上で四つんばいになって腰を振る60歳なんてあんた以外いないよ。凄い筋肉だよ。目が完全にいってるよ。この興奮、あなたに伝わります?アンコールは本日二回目の「アイ・ワナ・ビー・ユア・ドッグ」!俺はあんたの犬になりたいよ!!     終演。片足だけ裸足でポツンと立っていたらあるカップルが「サンダルはたぶん落し物に届いてますよ」と教えてくれる。ありがとう。本当にありがとう。 で、次はBEASTIE BOYS。僕はボーカルなしの曲のほうが好きでした。(と言うかMC有り曲になると観客のテンションが高すぎてついていけなかった)。あの手の音楽は英語が理解できるともっと面白いんだろうと思う。で、今夜は終わり。宿に戻り就寝。
3日目(29日)
三日目、最初はジプシーアバロンフラワーカンパニーズ。この人たち最高。ワンマンも是非行きたい。その後はそのままアバロンに居座りYoLeYoLeを観賞。本当に素敵な歌声、サウンドで癒される(こんな言葉使いたくないんですけど。癒される、なんて)。YoLeYoLe後、Sちゃん、Hさんたちと合流して再度ストーンサークルへ。今度はタンバリンの叩きすぎで手を傷める。そんなこんなしてるうちに二時近くになりホワイトへ移動してtoeを見る。楽曲からイメージしていたキャラとはまったく違う人たち。あと、ドラムがうま過ぎ。良かった。
あー、集中力が切れた。書くのが面倒になってきたんで、ここからはハイスピードで。
その後ピータービヨーンとジョンを見て酒飲んでいたから良く覚えてないんだけどグリーンへ移動してハピマン見て凄く楽しくてレッドに戻ってフリクション見てグリーンでスカパラ見て途中からレッドに戻って(あはっ、行ったり来たりしてる)お待ちかねのクラップユアハンズが最高にハートフルでいい気分になってすぐさまヘブンまで移動して途中ボアダムスに感動して(にしてもクラップ〜とボアを被らすなんてあまりにも酷な話じゃないですか!!)で、ヘブンでヘブンズジャムを見て、と言うか感じて脳みそがペースト状になってたぶん鼻や目や耳からペースト脳が垂れ流れていてきっと奇妙奇天烈な風貌になっていただろうけどそれはそれでフジロック的に有りなんじゃないかと思ってさらに脳を振り回してもうここは本当に天国ですね。はっぴー。最後に彼らの演奏が聴けて私は大満足です。宿に戻って就寝。
朝、集合時刻の20分前に目覚めて少々焦ってでも間に合ってバスに乗って現実に帰還しました。