ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

夏嫌い

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作るのに二ヶ月かかるという極上のプリンがあって、とてもクリーミーなそのプリンはちょっとやそっとの美味しさではなく、まさに奇跡のプリンと呼ぶにたる究極の一品。一個四千円。高価だけど値段相応の味で、いや、むしろそれ以上で、そんな素晴らしいプリンを食べられた僕は幸せの絶頂を向かえて、夢なら覚めないで!と願っていたのに、本当に夢から覚めてしまった。 全部、夢。
目を覚ますと、机には開きっぱなしのノートパソコン。画面にはほとんど手を付けていない大学のレポート課題。パソコンの横には汗をかいたグラス。氷が解けて薄まったコーヒー。まったくやる気のない僕。 夏の空気はやけに重い。
明後日の夜から五日間お出かけをするんで、日程の関係上受けることの出来ないテストが二つある。そのまま諦めるのもシャクなんで先生に自分だけレポート課題にしてもらえないものかと懇願したら、しぶしぶ承諾してくれたのだけど、今日明日と夜バイトがあって明日は朝から学校もあるんで、お出かけ前には恐らく終わらない。提出日は帰ってきた日の次の日。夜に帰ってきて次の日までに課題をやるなんて体力的に無理。さー僕はこれからどうしよう。何かいい手を考えなければ。
と思い、悶々しているうちに寝てしまった。
夏って眠い。寝ちゃいけないときでも酷なまでに眠い。だから夏って嫌いだ。

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それにしても、キセルの『夏嫌い』は素晴らしいですね。 
この季節になると、毎年のようにヘビーローテーションしてます。