ハナムグリのように

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Hollies / Evolution

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中学校の卒業文集を見てたら、自分の自己紹介欄に「1967年に行きたい」って書いてあった。あれから七年の月日が流れたけど、当然のことながら今の僕が居るのは1967年ではなく2007年。40年の誤差。たった七年しか経ってないのに40年の誤差を感じるなんて、これは精神的にへこむな。アホな事書くんじゃなかった。


それにしても「1967年に行きたい」って、なんて気持ち悪い科白なんだろう。当時の僕はビートルズをはじめとする60年代ロックに熱を上げていたから、その流れでこんな事を書いてしまったんだろうけど、それにしても気持ち悪い。モテなさそう。部屋で一人お香を焚きながらジェファーソンエアプレインを聴いていたのは、今考えると結構重症だったと思う。ホリーズも入りは「I Can't Let Go 」なんかのポップな曲だったけど、好んで聴いていたのは『Evolution』(1967)だったし。(なんのこっちゃ)

エヴォリューション・プラス(紙ジャケット仕様)

エヴォリューション・プラス(紙ジャケット仕様)

で、ホリーズ。 このアルバムは中学生という多感な時期によく聴いていたから、今になって客観的に評価することは難しいんだけど、でもなかなか良いアルバムなんじゃないかと思う。ホリーズらしい綺麗なコーラスワーク、ヘンタイポップな楽曲、次代に流されまくったサイケ観。素敵じゃないか。
告白すると、1967年に行きたいとは今でも思ってる。