ハナムグリのように

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何が不健全かって、それはあんたのやり方

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今更な話題だけど

[柳沢厚労相]子ども2人以上「健全」発言、波紋に拍車
「女性は産む機械」と発言し釈明に追われている柳沢伯夫厚生労働相が、6日の記者会見で結婚したい、「2人以上子どもを持ちたい若者」を「健全」と表現したことが波紋を広げている。首相官邸は問題視しない構えだが、野党側は「子どもが2人以上いなければ不健全なのか」と一斉に反発。柳沢厚労相の辞任を求める動きがさらに勢いづいており、国会審議の正常化を前に新たな火種となる可能性もある。
 厚労相は「若い人たちは結婚したい、子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる」と指摘。国立社会保障・人口問題研究所の05年の調査で「いずれ結婚する」と回答した未婚男女の希望する子どもの数が平均値で2人を超えたことを踏まえた発言だった。
 これに対し、野党側は「女性蔑視(べっし)が頭の中に染み付いているようだ。看過できない」(民主党鳩山由紀夫幹事長)▽「かつての『産めよ増やせよ』とお国のために子どもを産んだ考えと同じようだ」(国民新党亀井久興幹事長)――などと反発、厚労相の辞任を求め安倍晋三首相の任命責任を追及していく考えだ。

                          (livedoorニュース 2007年02月07日)

なんだか下品だなぁ。 最近の「言葉狩り」。
ほんの些細な(というか誰でも言いそうな)発言に対して執拗に突っ込んで、こんなことを言うのは大臣として不適切だ、とか言ってさ。そんなことを言い始めたらキリがないのに、そんなことはお構いなく、何かにつけて「問題発言」と騒ぎ立ててイメージダウンを目論んで、それって結局は相手を弱らすための利己的な批判としか僕には見えない。まぁ、野党の存在意義ってのは与党を批判するところにあるんだけど、それにしてもやり方が下品。
それに柳沢厚労相の発言「若い人たちは結婚をしたい、子供を2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる」に関して言わしてもらえば、僕はこの発言が問題だとは思わない。今、手元にある電子辞書で「健全」を調べたら「[思想・物事の]状態が偏らず正常で、あぶなげないようす」とあるけど、僕が思うに男女が2人以上の子供を持ちたくないと考えていたら国民は減る一方になるから社会のあり方としてはどう考えたって危なげのあるものだ。だからその考えが多数を占める社会が健全か健全じゃないかといったら、それは健全じゃないと思う。それにポイントは、この発言では子供を二人以上持っていない人を不健全だとするような意味合いのことはまったく言ってなくて、子供を生みたくないと思う人が多い世の中は不健全だぜ、だから子供を2人以上持ちたいというのは極めて健全だぜ、ってそういった趣旨の事を言っているってこと。そりゃそうだ。正論でしょ。だから衆議院予算委員会柳沢厚労相が発言の撤回を求められて「言葉を撤回しなければならない理由が分からない」と言ったのは、極めて健全な対応だったと思う。

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自分で書いといてなんだけど、社会的な事を扱ったブログって好きじゃない。
それに僕は頭良くないし学があるわけでもないから、的の外れた適当なことを書いてしまっていることが多くて、それってけっこう寒いと思う。 おれ、寒い人。ベリークール。