ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

1月30日

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ふふふ
という笑い方がけっこう好きだ。これは文字として読んだ場合でも耳で聞いた場合でもどっちでもよくて、とにかく「ふふふ」って笑い方、この語感に対して無性に可愛らしさを感じてしまう。でも普段の生活の中で「ふふふ」なんて言って笑う女性はそうそういないし、それに「ふふふ」なんて実際に声に出されたらちょっと気持ち悪いんだけど、でも何て言うかそこはニュアンスで「ふふふ」。ふふふって感じで笑う、ってこと。そんな女性にキュンとなる。文字の場合だとニュアンスじゃなくほんとに「ふふふ」って書いてあってもよくて(って言うかそうしか表現できないか)、女性がブログなんかで「ふふふ」って書いてあったら、うわー可愛らしい人だなー、なんて思って二ヶ月くらい前のブログまでさかのぼって読んでしまう。ふふふ、俺、きもち悪いな。
ちなみに日記書く前にこんなこと書いちゃったけど、別に前フリでもないから後々「ふふふ」に繋がる話なんて出てきません。


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1月30日 火曜日 晴れ
今日は久々に動植物園へ。朝起きたら、晴れてるし暖かいしバイトは休みだし、これはどう考えても動物園日和だからこの日を逃す手はないなと感じ、ホットケーキを焼いてコーヒー飲んで最近買ったCD数枚をラップトップにパクパク食べさせてそれをiPodに転送して、前髪を少しだけ切って、いざ動物園へ。 
久しぶりの動物園は特に変わった様子もなく、いつも通りそこは愛に溢れた場所で、ベビーカー押してる若い夫婦や大学生のカップルや小学生の団体やカメラ構えた老人なんかで賑わっていて、あー動物園って本当に素敵プレイス。幸せの問屋街。そんな幸福ワンダーランドを2時間半くらいブラついて、その後は植物園へ。本当のところ僕の中ではこっちがメインスポット。この植物園にある温室は現存するものとしては日本最古の温室で国の重要文化財にも指定されている(HP参照)ほどの素敵な温室。でも温室を見に来る人の大半は高そうなカメラを構えた老人たちで、せっかくなんだからもっと若い人も見に来たらいいのになぁ、なんて思う。本当に素敵な温室なんだから。まぁ、この時期って温室以外はあまり花が咲いていないから植物園自体に足を運ぶ人が少ないし、しょうがないんだろうな。
ここの動植物園は地下鉄の駅一区間分の長さがあるから、正門を入って植物園側の門を出ると、そこに現れるのは数時間前と違う街。この街は昔、僕がまだ小学生でサッカークラブに所属していた頃によく練習をしていた体育館がある街で、あーここ見覚えがあるなぁ、なんて考えていたら、久しぶりにその体育館を見てみたくなったので行ってみることに。10年近くぶりという懐かしさからか、少しわくわくして体育館に行ったのだけど、あれ? その場所に今はもう体育館はなくて、代わりに小奇麗なマンションが建っていた。うわー、10年という歳月の長さを実感、というか痛感。そのマンションの向かえに昔も今も変わらずある小学校では小学生がサッカーの練習をしていて、僕がこの体育館に通っていたのなんてあの子達が生まれた時か下手したらそれより前の話なんだなぁ、とか考えていたら自分がオジサンになった気がして、ちょっと悲しい気持ちになった。いつの間にこんなにも歳をとってしまったんだろう。まぁオジサンと言っても僕はまだ大学生なんだけどさ。でもこうやって年月は過ぎていって、気づいたら本当のオジサンになってしまって、きっと結婚とかしてマイホームとかも建てちゃって、仕事を定年退職して、老後は妻と一緒にカメラ構えて植物園へ行ったりするんだろうな。うーん。  それってありだな。すごく素敵な気がする。 なんだか、いいお日和だといい未来を思い描ける。太陽に感謝。
少しセンチメンタルな気分になって、でもちょっと明るい気持ち。 気分が良いから地下鉄6駅分だけ歩いて帰る。あと4駅で家に着くのだからもっと頑張ればよかったかな。まぁ家に着くのが何時になるか分からないけど。


それにしてもあの辺りには美容院が多いなぁ。 少しだけ短くした前髪をいじくりながらそんなことを思う。