ハナムグリのように

日々のあわ 思ったこと、聴いた音楽や読んだ本のことなどを

チアーズ!

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年末年始は夜中に民放で放送している映画をぼんやりと眺めていることが多くて、この映画もそうやってぼんやり眺めていたうちの一つ。

チアーズ! [DVD]

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キルスティン・ダンスト主演のスポーツ系青春映画。内容はどこにでもありそうな青春ものなんだけど、少し気になったのは映画内での間違ったステレオタイプの使い方。主人公が所属する高校のチアリーディングチームはほとんど白人(No,3くらいのポジションにアジア系がいたけど)で構成されているのに対して、彼女たちのライバルであるチアリーディングチームはリーダーであるネグロイドの女の子を筆頭にほとんどが有色人種。これがステレオタイプ(という言い方自体差別かもしれないが)を利用することによってイメージを抱かせ易くしているのか、それとも無意識のうちの差別なのかはわからないけど主人公=白人=正義、ライバル=黒人=敵といった大航海時代から受け継がれている白人の持つ根底的な差別意識が現れているようで、気持ち良く見れる映画ではなかった。まぁ、こういった作品はアメリカの映画には多くて、それに対抗して(?)ブラックスプロイテーション映画なんてものもあるくらいだから、これは差別じゃなくてほとんど文化の域なのかもしれない。
ベン・スティラーがやりたい放題やってる映画『ドッヂボール』では登場した日本人が、ふんどし巻いて鉢巻して名前がトヨタ・スズキだったけども、そこまでやってくれたらどーでもよくなる。笑えるから。